最近アクセス履歴の検索ワードの約半分が【エルダードラゴンハイランダー(EDH)】な遊生です。
実際DNを巡回していると、さまざまな所でブームがきているようで。
実際自分もハマりにハマっている1人として、検索してきている人々へのニーズに応えてみようかと思ってしまったので、
今週いっぱい毎日、内容ごとに回を分けてEDHについての記事を書いていこうかと思います。
最終的にデッキリストなどもいくつか書くかも??

【第1回 EDHって何?】

EDHとは「エルダードラゴンハイランダー」の略。
マジックの数ある多人数用ルールの1つです。



-------「デッキの制約」-------

デッキの枚数は100枚。それ以上でもそれ以下でも不可です。
デッキの中にはジェネラルと呼ばれるレジェンドカードを1枚入れなければいけません。
ジェネラルはゲーム開始時にゲームから取り除かれます。
EDHのデッキは基本地形をのぞき、すべて1枚制限です。
デッキにはジェネラルのマナコストに含まれる色以外のマナシンボルが含まれるカードを入れる事はできません。
(ジェネラルが勇丸であった場合、火葬(色が違う)や大祖始(白以外を含んでいる)はもちろん、
アゾリウスの印鑑やアダーカー荒原(テキスト欄に白以外のマナシンボルが含まれている)は入れる事ができません。
各種フェッチランド(吹きさらしの荒野や樹木茂る山麓)は平地以外を持ってくる効果がありますが、マナシンボルは含まれていないので入れることができます)

禁止カードはヴィンテージと同様ですが、さらに追加で以下のカードは禁止されています。

《Ancestral Recall》
《天秤/Balance》
《生命の律動/Biorhythm》
《Black Lotus》
《合同勝利/Coalition Victory》
《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
《Library of Alexandria》
《Mox Emerald》
《Mox Jet》
《Mox Pearl》
《Mox Ruby》
《Mox Sapphire》
《Mox Emerald》
《一望の鏡/Panoptic Mirror》
《星の揺らぎ/Sway of the Stars》
《Time Walk》
《激動/Upheaval》
《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》
《ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth’s Bargain》
《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》
《繰り返す悪夢/Recurring Nightmare》
《限りある資源/Limited Resources》
《Karakas》
《裂け目掃き/Riftsweeper》
《変幻の大男/Protean Hulk》
《丸砥石/Grindstone》
《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
《Time Vault》

例外として《Shahrazad》はEDHでは使用可能となっていますが、ゲームの時間が無限にある場合以外は禁止にしたほうがいいというのが一般的な意見のようです。
また、《ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary》はデッキに入れる事は出来ますが、ジェネラルに選ぶ事はできません。



--------「ゲームルール(基本編)」-------

すべてのジェネラルは、ゲーム開始時にデッキをシャフルする前に宣言された上でゲームから取り除かれます。
ジェネラルであることは特性ではなく[CR201]、そのカードの性質です。
そのため、“ジェネラルであること”はコピーされず、継続効果によって上書きされず、カードのコントローラーの変更によって変わることもありません。

例:《影武者/Body Double》で墓地にあるジェネラルをコピーしてもジェネラルにはなりません。
また、ジェネラルが《細胞形成/Cytoshape》の影響を受けていたり裏向きになったりしていても、それはジェネラルです。


いずれかのプレイヤーが、1体のジェネラルから累計で21点の戦闘ダメージを受けた場合、そのプレイヤーはゲームに敗北します。
これは毒カウンターと同様な追加の状況起因効果ですが、ダメージはジェネラルごとに別々に累計されます。
このダメージは、そのジェネラルが一時的に場を離れても取り消されたり回復したりしません。
ジェネラルが他のプレイヤーに奪われて、そのクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、それはそのジェネラルと防御プレイヤーの関係する21点制限に入れられます。
(つまり誰がコントロールしていようとオーナーが同じであるジェネラルから21点以上ダメージを受けた場合ゲームに敗北します)

ジェネラルがゲームから取り除かれている間、それをプレイすることができます。
これによりジェネラルをプレイする場合、この方法でこれまでにジェネラルをプレイした回数1回につき2マナを追加で支払わなければいけません。
映し身人形などでゲームから取り除かれた場合も同様にプレイする事ができます。

ジェネラルがいずれかの領域から墓地に置かれる場合、オーナーは代わりにそれをゲームから取り除いてもかまいません
(これは置換効果です。そのクリーチャーは墓地に行かず、クリーチャーが墓地に置かれることによる誘発型能力は誘発しません)。

ジェネラルのマナコストに含まれている色以外のマナを生み出す場合、代わりにそれは無色を生み出します。

例;ジェネラルが勇丸(白)だった場合、真鍮の都などは白か無色を生み出します。
また、対戦相手がエラダムリーのぶどう園をコントロールしていた場合、あなたのメインフェイズ開始時には無色が2つ加えられます。

ゲーム開始時のライフは40点です。

プレイヤーが通常のマリガンをする場合、1回目は(6枚ではなく)7枚のカードを引きます。2回目のマリガンは6枚で、以下同様です。



-------「ゲームルール・選択ルール(推奨編)」-------

EDHには選択式ルール(ハウスルール)というものがあります。
噛み砕いていうと、基本のルール以外は自分達で決めて楽しくやってくれればいいよ!という事なのですが、
前もって細かく決めておかないと、あとでいざこざの種になりかねません。
すでに様々な所で思案・試行が行われており、暫定版ではありますが推奨ルールというのを紹介したいと思います。


ゲームをプレイする人数は4名で1Pod(卓)。3名~5名までが楽しくゲームできる範囲です。

1ゲーム90分制

左側攻撃制(レフトアタックルール)
プレイヤーは自分の隣接した左側のプレイヤーに攻撃をする事ができます。
テーブルの座り席はランダムで決定

影響範囲(レンジ)無し
呪文や能力はすべてのプレイヤー・そのプレイヤーのコントロールするパーマネントを対象に出来る。
神の怒りやハルマゲドンなどは全てのプレイヤーに影響する。

投了無し(最後の二人になるとこの制約は消えます)
投了は突然攻撃できる相手が変わったりするため混乱を招きます。
投了をしたくても素直にやられるのを待ちましょう。(他のプレイヤーに助けられる事もあるかもしれません)

トーナメントにおいて、主催者が許可する場合、各プレイヤーはデッキとは別に10枚のサイドボードを用意することができます。
ジェネラルが選ばれ、公開された後、各プレイヤーはデッキ内のカードとサイドボードのカードを入れ替えてかまいません(デッキの総枚数は変更できません)。
(ただ、サイドボーディングを行ってゲームをする事は珍しいと思うので、各種願い系カード用と考えるのが妥当でしょう)

ゲーム開始時、すべてのプレイヤーには1ポイントが与えられます。
いずれかの対戦相手にトドメをさすと、そのプレイヤーがゲーム開始時に持っていた1ポイントを奪うことができます。
誰かに殺されたのではなく敗北した場合(マナバーンなど)そのプレイヤーがゲーム開始時に所持していたポイントは一時的に誰のものでもなくなり、
次に誰かが対戦相手を倒した場合、トドメをさしたプレイヤーがさきほどのポイントと倒したプレイヤーのポイントの合計2点を獲得。
最終的にゲーム終了時のポイントで順位が決まります。

例1;プレイヤーAがBを倒しCを倒し、DがAを倒した。 
 同率1位A・D (2ポイント)
 同率3位B・C (0ポイント)
(正確な順位をつける場合は長く生き残っていたプレイヤーを上位にするといいでしょう。その場合、1位D 2位A 3位C 4位B)

例2;Aがハリケーン10点をプレイし、A・B・C・Dが同時に敗北。
 1位A (3ポイント 開始時の自分のポイントは敗北しているので誰の物でもなくなる)
 同率2位B・C・D (0ポイント)

ポイントの代わりにブースターで行うと、賞品にもなりゲームも盛り上がるでしょう。
(その場合上記の例2の場合、Aがもともと持っていたブースターはオーナーであるAの物です。)



-------「注意事項(転載)」-------

プレーヤーは紳士・淑女である。
ちょっとやそっとの事では怒らない優雅さが各プレーヤーに要求されるが、あなたの心遣い1つで皆が快適にプレイする事が可能です。


・遅いプレイ厳禁
ライブラリーから特定のカードをサーチするのは非常に時間がかかります。
直前の対戦相手のターンエンドにフェッチランドを起動して、目当ての土地を探すのに時間をかけるのは紳士的とは言えません。
時間がかかりそうな場合は少し早いタイミングからサーチするとよろしいかと思われます。

また、Libのシャッフルはあなたのターン中で無くても行えます。
あなたのターン中にじっくりとカードをサーチし、ゆっくりとLibのシャッフルをしてターンエンドを宣言するのは紳士的とは言えません。

《加工/Fabricate》などのソーサリーでカードをサーチしてターンエンドをする場合は、持ってくるカードを宣言してターンエンドを宣言しましょう。
あなたのターン以外であれば少しばかりカードを探すのに手間どっても誰も怒りません。


・集中攻撃されても怒らない
《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》をジェネラルにしているプレーヤーや《覇者シャルム/Sharuum the Hegemon》をジェネラルにしているプレーヤーは残念な事に袋叩きにあいやすいです。
それはあなたの生まれの不幸を嘆くところであっても、図ったな!と吼えるところではありません。


・時に裏切り、時に裏切られは世の常
紳士淑女の皆様はたとえ味方だと思っているプレーヤーに裏切られても文句は言いません。皆勝利するためにゲームをしているのを理解しています。また、いくら一時的な味方だとは言えども、《精神隷属器/Mindslaver》なしに手札を覗き込み、プレイの指示を出すという事は出来ません。
政治的駆け引きでゲーム内での味方を作るのはありですが、ゲーム以外の部分で味方を作るのはマナー違反です。


・もしあなたが各地で行われているEDHのイベントに参加しようと思った場合、あなたが普段遊んでいるルールと「選択ルール・ハウスルール」が異なっているかもしれません。
下調べは十二分におこないましょう。




以下も目を通しておくとより理解しやすいでしょう。

http://logicwolf.sakura.ne.jp/magic/edh.html

http://nekoyan.net/2009/01/360/

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