ハサミタルモ親和バーンの経緯を書くよ。
2014年7月23日 TCG全般 コメント (15)事の始まりは、前回スタンの記事を書いた時のことだった。
記事をみてくださった方から一番おおかった要望が、
「モダンもお願いします」
だった。
それはそうだろう、これからモダンシーズンが本格化していくなかで、まだ新しいフォーマットであるモダンの情報を欲しがる人が多いのは当然だろう。
しかし普通の記事は様々な所で見ることが出来るだろうし、僕に期待されているのは新しいデッキ構築であるというのはわかりきっていた。
さてどうしたものか。
僕はここで2つのデッキに記事の候補をしぼることにした。
「トロン」と「親和」である。
なぜこの2つなのか?
この2つには共通する部分がある。
無色中心としたデッキということである。
それは裏を返せばどのようなカラーリングで組むことも可能であるという無限の可能性を秘めているのだ。
ということで今回は親和である。
しかし、大会で親和を使いたいとは思わなかった。
明確に弱点があったからだ。
具体的に言わせてもらえば、火力+瞬唱の魔道士にアッサリコントロールされきってしまうのだ。
また、速度を重視しているデッキでありながらカードパワーが低く特定のカードに依存しすぎている。
それはつまり脆さ以外のなにものでもない。
それを緩和するために速度が重要であるにも関わらずメムナイトなどの数を減らしていくという矛盾。
バランスがとにかくピーキーなのだ。
それは引きが強くないと戦えない事を意味する。
こうして志し始まった途端、挫折したのであった。
完
・・・だったのだが、M15の発売で状況が変わった。
そうハサミである。
誰もが親和にいれたら強いんじゃね?と考えるであろうカードだが、火力に強い親和という構築を可能にしてくれた。
とりあえず試作したリスト。
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
3《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
3《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
4《空僻地/Glimmervoid》
1《島/Island》
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
2《メムナイト/Memnite》
4《信号の邪魔者/Signal Pest》
4《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》
4《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
4《鋼の監視者/Steel Overseer》
3《刻まれた勇者/Etched Champion》
4《オパールのモックス/Mox Opal》
4《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4《感電破/Galvanic Blast》
4《頭蓋囲い/Cranial Plating》
4《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》
ご覧のとおり、誰もがハサミをいれようと思ったらこうなるであろうリストである。
確かにこれでも第2の勝ち手段を手に入れ、デッキとして1段上にあがったとは言えるだろう。
しかし、これではまだ使いたいとは思わなかった。
対戦相手がハサミになれてくると、いままで同様に最後の1桁を削れない事が多々あった。
鋼の監視者は対処させると言えば聞こえはいいが仕事をする前に対処されるかゲームが終わる事が多く、刻まれた勇者は特定の状況でしか強くなかった。
そこで僕はZooやトリコから見習うことにした。
結局、モダンの環境で一番対処されずらい動きは火力なのである。
トラフトや天使、ヴェンディリオンなどで削って、火力と瞬唱で削り切る動きは非常に対処しずらいという経験である。
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
4《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
4《空僻地/Glimmervoid》
4《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge》
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
4《メムナイト/Memnite》
4《信号の邪魔者/Signal Pest》
4《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》
4《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
4《オパールのモックス/Mox Opal》
4《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4《感電破/Galvanic Blast》
4《爆片破/Shrapnel Blast》
4《頭蓋囲い/Cranial Plating》
4《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》
爆片破を採用したことにより10点が安定して圏内となった。
さらにモダンという自らライフを減らす環境と合わせた結果、クリーチャーは5点~10点削れればよいという事に。
ひどい時にはメムナイトで2点、フェッチギルランで3点、残りライフ15?勝ちでいいですか??なんてことも。
それとハサミを理由にメムナイトを4に増やすことによって序盤の動きを加速。
ハサミも対処されたとしても、隙をみて1回通せれば問題ない。
稲妻・電解・パス・瞬唱という非常に天敵ばかりの相手であっても削り切る事が可能となった。
またあまりの殺意にトロンやヴァラクート、殻などを相手に3キルを連発したのである。
余談ではあるが、PTQでは3キルを4回、ほぼ3キル(4ターン目火力うつだけ)を3回きめることができた。
対戦相手の妨害を受けながらである。
もちろん火力を引く枚数にもよるが。
さて、メインはこれでいい。
しかし親和といえば問題はサイド後である。
何回かサイド戦を繰り返した結果、やはりアーティファクトに頼るのは誰もが思いつくような対処法でやられやすく、また紅蓮地獄、神々の憤怒や、ミラディン聖騎士対策で黒緑に積まれはじめた悲哀まみれなどを超えるには、ハサミだけでは足りなかった。
・・・やはりアイツに頼るしかないのか・・・
モダンプレイヤーは全員ヤツに屈するしかないのか・・・
所詮バニラ。安直な考えはデッキビルダーとしてのプライドが・・・
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
4《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
4《空僻地/Glimmervoid》
2《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge》
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
4《メムナイト/Memnite》
4《信号の邪魔者/Signal Pest》
4《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
2《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
4《オパールのモックス/Mox Opal》
4《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4《感電破/Galvanic Blast》
4《爆片破/Shrapnel Blast》
4《頭蓋囲い/Cranial Plating》
4《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》
プライドは投げ捨てるため、魂は売るためにある(格言)
ハッキリいって、メインではノイズ以外の何者でもない。
しかしサイド後の安心感と火力環境であるモダンでの信頼感はやはり別格であった。
色を足す事自体はもともと想定していたので何も問題はなかった。
ハサミタルモ親和バーンの爆誕である。 (パクり)
-------------------------------------------------------------------------
コメントが10件ぎりぎりしか行かなかったので、今回はメインの経緯のみを簡易で。
コメント数によってやる気と内容の濃さが比例していくからしょうがないよね!
需要少ないのに多く語っても「ナニ語っちゃってんのコイツ。ぷっww」とか思われちゃうしsね!
面倒なだけじゃないよ!
サイドの話やゲーム展開の想定、ここからの進化案などもありますが、今回はナシです。
イヤーザンネンダナーハナシタイコトイッパイアッタンダケドナー。
ヤルキオコシテクレルグライジュヨウガアルワケジャナイミタイダカラショウガナイナー。
おかわりコメントが多ければまた書くかもしれません。
本題はここからですし。(釣り)
あ、でもDN見てて思ったことをひとつだけ言わせてもらうと、
ハサミは頭蓋囲いの追加ではありません。別物です。
このデッキはいままでの親和にハサミを積んだものとは全く別のものになろうとしています。
あれ?2つ言っちゃた。
END
記事をみてくださった方から一番おおかった要望が、
「モダンもお願いします」
だった。
それはそうだろう、これからモダンシーズンが本格化していくなかで、まだ新しいフォーマットであるモダンの情報を欲しがる人が多いのは当然だろう。
しかし普通の記事は様々な所で見ることが出来るだろうし、僕に期待されているのは新しいデッキ構築であるというのはわかりきっていた。
さてどうしたものか。
僕はここで2つのデッキに記事の候補をしぼることにした。
「トロン」と「親和」である。
なぜこの2つなのか?
この2つには共通する部分がある。
無色中心としたデッキということである。
それは裏を返せばどのようなカラーリングで組むことも可能であるという無限の可能性を秘めているのだ。
ということで今回は親和である。
しかし、大会で親和を使いたいとは思わなかった。
明確に弱点があったからだ。
具体的に言わせてもらえば、火力+瞬唱の魔道士にアッサリコントロールされきってしまうのだ。
また、速度を重視しているデッキでありながらカードパワーが低く特定のカードに依存しすぎている。
それはつまり脆さ以外のなにものでもない。
それを緩和するために速度が重要であるにも関わらずメムナイトなどの数を減らしていくという矛盾。
バランスがとにかくピーキーなのだ。
それは引きが強くないと戦えない事を意味する。
こうして志し始まった途端、挫折したのであった。
完
・・・だったのだが、M15の発売で状況が変わった。
そうハサミである。
誰もが親和にいれたら強いんじゃね?と考えるであろうカードだが、火力に強い親和という構築を可能にしてくれた。
とりあえず試作したリスト。
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
3《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
3《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
4《空僻地/Glimmervoid》
1《島/Island》
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
2《メムナイト/Memnite》
4《信号の邪魔者/Signal Pest》
4《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》
4《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
4《鋼の監視者/Steel Overseer》
3《刻まれた勇者/Etched Champion》
4《オパールのモックス/Mox Opal》
4《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4《感電破/Galvanic Blast》
4《頭蓋囲い/Cranial Plating》
4《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》
ご覧のとおり、誰もがハサミをいれようと思ったらこうなるであろうリストである。
確かにこれでも第2の勝ち手段を手に入れ、デッキとして1段上にあがったとは言えるだろう。
しかし、これではまだ使いたいとは思わなかった。
対戦相手がハサミになれてくると、いままで同様に最後の1桁を削れない事が多々あった。
鋼の監視者は対処させると言えば聞こえはいいが仕事をする前に対処されるかゲームが終わる事が多く、刻まれた勇者は特定の状況でしか強くなかった。
そこで僕はZooやトリコから見習うことにした。
結局、モダンの環境で一番対処されずらい動きは火力なのである。
トラフトや天使、ヴェンディリオンなどで削って、火力と瞬唱で削り切る動きは非常に対処しずらいという経験である。
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
4《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
4《空僻地/Glimmervoid》
4《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge》
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
4《メムナイト/Memnite》
4《信号の邪魔者/Signal Pest》
4《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》
4《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
4《オパールのモックス/Mox Opal》
4《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4《感電破/Galvanic Blast》
4《爆片破/Shrapnel Blast》
4《頭蓋囲い/Cranial Plating》
4《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》
爆片破を採用したことにより10点が安定して圏内となった。
さらにモダンという自らライフを減らす環境と合わせた結果、クリーチャーは5点~10点削れればよいという事に。
ひどい時にはメムナイトで2点、フェッチギルランで3点、残りライフ15?勝ちでいいですか??なんてことも。
それとハサミを理由にメムナイトを4に増やすことによって序盤の動きを加速。
ハサミも対処されたとしても、隙をみて1回通せれば問題ない。
稲妻・電解・パス・瞬唱という非常に天敵ばかりの相手であっても削り切る事が可能となった。
またあまりの殺意にトロンやヴァラクート、殻などを相手に3キルを連発したのである。
余談ではあるが、PTQでは3キルを4回、ほぼ3キル(4ターン目火力うつだけ)を3回きめることができた。
対戦相手の妨害を受けながらである。
もちろん火力を引く枚数にもよるが。
さて、メインはこれでいい。
しかし親和といえば問題はサイド後である。
何回かサイド戦を繰り返した結果、やはりアーティファクトに頼るのは誰もが思いつくような対処法でやられやすく、また紅蓮地獄、神々の憤怒や、ミラディン聖騎士対策で黒緑に積まれはじめた悲哀まみれなどを超えるには、ハサミだけでは足りなかった。
・・・やはりアイツに頼るしかないのか・・・
モダンプレイヤーは全員ヤツに屈するしかないのか・・・
所詮バニラ。安直な考えはデッキビルダーとしてのプライドが・・・
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
4《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
4《空僻地/Glimmervoid》
2《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge》
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
4《メムナイト/Memnite》
4《信号の邪魔者/Signal Pest》
4《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
2《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
4《オパールのモックス/Mox Opal》
4《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4《感電破/Galvanic Blast》
4《爆片破/Shrapnel Blast》
4《頭蓋囲い/Cranial Plating》
4《アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact》
プライドは投げ捨てるため、魂は売るためにある(格言)
ハッキリいって、メインではノイズ以外の何者でもない。
しかしサイド後の安心感と火力環境であるモダンでの信頼感はやはり別格であった。
色を足す事自体はもともと想定していたので何も問題はなかった。
ハサミタルモ親和バーンの爆誕である。 (パクり)
-------------------------------------------------------------------------
コメントが10件ぎりぎりしか行かなかったので、今回はメインの経緯のみを簡易で。
コメント数によってやる気と内容の濃さが比例していくからしょうがないよね!
需要少ないのに多く語っても「ナニ語っちゃってんのコイツ。ぷっww」とか思われちゃうしsね!
面倒なだけじゃないよ!
サイドの話やゲーム展開の想定、ここからの進化案などもありますが、今回はナシです。
イヤーザンネンダナーハナシタイコトイッパイアッタンダケドナー。
ヤルキオコシテクレルグライジュヨウガアルワケジャナイミタイダカラショウガナイナー。
おかわりコメントが多ければまた書くかもしれません。
本題はここからですし。(釣り)
あ、でもDN見てて思ったことをひとつだけ言わせてもらうと、
ハサミは頭蓋囲いの追加ではありません。別物です。
このデッキはいままでの親和にハサミを積んだものとは全く別のものになろうとしています。
あれ?2つ言っちゃた。
END
コメント
く~、そういう経緯でタルモが入ったのですね。あなたのタルモにガイドと小悪魔がビタ止まりして親和のタルモつええ、このデッキすげえって素直に思ったんで負けても晴れやかな気持ちで帰れました。
ぜひ、サイド案や進化案の記事もお願いします
マジな話、強力とはいえアドを失う2マナ5点を8枚って使い勝手どうでしたか?
まずはPTQベスト4おめでとうございます。僕としてはサイドの精神染みであれ?なんだっけってなってしまったので確かに親和であれば下手すれば先手1t目にコンボパーツを抜く事ができるので恐ろしいカードだと思いました...。
ただ確かにハサミが火力に強い親和を可能にする、という考えで行くならば、軽くて邪魔にならなくて火力にも強いクリーチャーは合致してそうですね……
落ちがタルモみたいで悔しいので続きをお願いします!
メインの癖のある構成が見えてきたので、助かりました。
欲しがりますね~
デッキとしては従来の親和というよりも、バーンに近い感じなんですかね?
続きめっちゃ欲しいです。
そこについても教えいただけると嬉しいです。
見る限り全くこのデッキな勝てる気がしないので…
何でもしますから!
一つ気になったのですが、色マナを要求するカードが結構多めの構成で
《氷の橋、天戸/Tendo Ice Bridge(BOK)》はきちんと仕事をするのでしょうか?
超速攻デッキであるならば、一度しか色マナを出せない天戸よりも真鍮の都の方が良さそうに思えました。
それでもやはり、真鍮は痛すぎるという結論なのでしょうか?
よろしくお願いします
サイドにタルモの方が良かったということでしょうか
それともノイズ(弱いとは言ってない)なんでしょうか
純正ビートだと貧弱な場面も多いタルモを4枚投入すると決心した経緯をぜひ。